今回は、日能研の5年生の育成テスト(2020年4月実施分)の出題範囲と、出題意図についてです。
ピヨ太の1学年下以降のお子さんが、この時期にどのような範囲を押さえておくべきかを考える時の参考として、書いてみました。
出題意図は、おばばが「こうじゃないかな」と考えたもので、日能研が本当にそう考えているかは分かりません。そんな前提で読んで下さいね。
1.算数
(出題項目)
小数、分数、公倍数・公約数
(出題意図)
○小数、分数が混じった加減乗除が計算できる。分数÷小数の余りを計算できる。
○小数、分数の計算を使う短い文章題や各種文章題を解ける。
2.国語
(出題項目)
○漢字
○能動態、受動態(受け身表現)、使役(「~させる。」といった表現)
○物語文2問
(出題意図)
○能動態と受動態、能動態と使役表現を、同じ意味になるように作りかえることができる。(「○○を用いる。」を、同じ意味の受動態の「○○が用いられる。」に作りかえるといった問題。)
○物語文で、小学生の両親の勝ち負けについての考え方の違いと、それが実際の出来事を経て、近い考えとなっていく中で、両親の心情動きを読み取ることができる。
○あるトラブルに巻き込まれた子どもと老人。その時の、子どもの心情を読み取ることができる。
3.理科
(出題項目)
(出題意図)
○昆虫の主な構造(複眼、触角、気門、口、羽根など)とその役割を覚えている。
○昆虫の変態(完全・不完全)と冬越しについての基本的知識を覚えている。
○主な動物プランクトン、植物プランクトン、ミドリムシの名前が図(絵)から分かる。ミドリムシの特徴を覚えている。
○顕微鏡の各部分の名前、役割を覚えている。顕微鏡の使い方を覚えている。
○節足動物について、4つの分類と分類毎の特徴(足の数、体の分かれ方、羽根の数)、当てはまる主な動物名を覚えている。
○食物連鎖の基本を理解している。食物連鎖によって、例えば、ある理由で植物が増えた後の、植物と動物の数の時間的変化について理解している。植物・動物が酸素と二酸化炭素をどのように使っているか理解している。
4.社会
(出題項目)
日本の8地方、昔の国の区分、主な山・山脈・海峡・湖、九州の農業、沖縄の気候と農業、県庁所在地、政令指定都市
(出題意図)
○出題項目の基本的知識を覚えている。(昔の国の区分を除く。)
○8地方の名前、位置、構成する県を覚えている。
○「現在の県区分の基礎」がいつの時代にできたのかを覚えている。
○昔の国の区分を見ながら、現在の県との対応が分かる。(昔の国の区分を覚えている必要はない。現在の県の位置を正確に記憶している必要あり。)
○九州の農業について、干拓、二毛作、ビニールハウス、さつまいも、茶といった特産品に関する知識を覚えており、また、それらと自然条件との関係を理解している。
○沖縄の雨温図を選べる。沖縄の主な農産物、伝統的な民家の特徴、水不足の原因を覚えている。
今回は、ここまでです。