今回は、日能研の5年生の育成テスト(2020年7月18日実施分)の出題範囲と、出題意図についてです。
1学年下以降のお子さんが、この時期にどのような範囲を押さえておくべきかを考える時の参考として、書いてみました。
出題意図は、おばばが「こうじゃないかな」と考えたもので、日能研が本当にそう考えているかは分かりません。そんな前提で読んで下さいね。
1.算数
(出題項目)
割合
(出題意図)
○全体を「1」としたときの割合、あるいは、%(パーセント)について理解している。
○具体的な数について、全体に対する割合を求めたり、ある数が全体のどの位の割合になっているとの情報から、割り戻すことで全体の数を求めることができる。
○割合についての複雑な文章題を解ける。また、割合の複雑な文章題を解くときに、結合法則、分配法則を使って、計算の工夫をすることで計算量を減らして、解答にたどり着くことができる。
2.国語
(出題項目)
○漢字
○ことわざ、四字熟語
○物語文(2問)
(出題意図)
○重要なことわざ(「枯れ木も山のにぎわい」、「たつ鳥あとをにござず」、「馬の耳に念仏」など)や四字熟語(「自業自得」、「以心伝心」)を覚えており、その意味から慣用句や表現が浮かぶ。
○物語文について、文章に基づいて、登場人物の心情を正確に把握することができる。
3.理科
(出題項目)
てこ、上皿てんびん
(出題意図)
○上皿てんびんの使い方を理解している。
〇「てこ」の支点、力点、作用点について理解している。
〇「てこ」がつり合う時は、「距離×重さ」が左右で等しいことを覚えており、これを使って、つり合う「てこ」で、「おもり」の重さや、視点からの距離を計算することができる。
4.社会
(出題項目)
製鉄所、自動車工業、石油化学工業、日本の産業の移り変わり、工業生産額が多い地域
(出題意図)
○製鉄所について、原料(鉄鉱石、石炭)とその輸入先、鉄の生産工程、「鉄は産業の米」、主な製鉄所のある都市名とその位置、製鉄所が海沿いに作られている理由を覚えている。
○自動車工業について、生産工程、関連工場との関係、主な自動車工業のある都市名とその位置について、覚えている。
〇石油化学工業について、原料(原油)とその輸入先、生産工程、作られる製品(合成ゴム、合成せんい、プラスチック)主な石油コンビナートのある都市名とその位置について、覚えている。
〇日本の産業について、軽工業から重化学工業への移り変わりや、工業生産額が多い地域について、グラフを読み取ることで主な流れを把握できる。
今回は、ここまでです。