上野動物園HPによると、3月25日から、ジャイアントパンダの観覧を再開しているそうです。
HPの説明を引用すると。
「2021年6月23日の誕生から約9ヵ月経ち、シャオシャオは124g、レイレイは146gだった体重はともに20kgを超え、すくすくと成長しています。
公開再開後、抽選に当たったみなさまにご覧いただいていますが、親子は観覧通路側を気にする様子もなく、これまで通り落ち着いてすごしています。
毎日、シャオシャオとレイレイは母親の「シンシン」を追いかけたり、双子でじゃれ合ったり、木の上でぐっすりねむったり……。」
そうか、上野動物園でのパンダ母子の観覧は事前申込による抽選制なんですね!
人気があるので、見に行くのも簡単ではないんですね。
実は、日本でパンダに会える動物園は、上野動物園以外にもあるそうです。
和歌山は白浜の「アドベンチャーワールド」では、7頭のジャイアントパンダが暮らしていて、日本一の頭数だそうですよ。
6頭のうち、1頭は中国生まれ、残りの6頭はアドベンチャーワールド生まれ。
中国生まれの「永明(えいめい)」は、今年の9月で30才になります。
「飼育下で自然交配し、繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダ」だそうですよ。
アドベンチャーワールド生まれの6頭は、「白浜」にちなんで、皆、名前に「浜」が付いています。
一昨年(2020年)の11月に生まれた、楓浜(ふうひん:メス)が一番若いパンダです。
また、神戸市立王子動物園にも、メスのパンダ、「旦旦(たんたん)」がいます。
HPによると、神戸市と中国の天津市は1973年に友好都市提携をしていて、阪神大震災で復興に向けて頑張っている子どもたちのために、パンダを呼びたいとの神戸市の声に中国側が答えてくれたそうです。
そんな切っ掛けでパンダが神戸に来たんですね!
そしたら、上野動物園のパンダは、何がきっかけだったんでしょうか?
パンダが上野動物園に来たのは、1972年なのですが、その年の日中国交正常化がきっかけだそうです。(TOKYO MXのサイト参照)
パンダは中国の動物なので中国からレンタルでやってきているのですが、日本でパンダの赤ちゃんが生まれることもありますよね。
ところが、日本で生まれたパンダも、所有権は中国になり、いつかは返却しなくてはならないそうです。
それでは、パンダのレンタル料はいくら位なのでしょうか?
2017年12月の日経新聞によると、レンタル料は年間約1億円!
とても高額なんですね!
また、個々のパンダのレンタル期間も中国と相談して決まっていくようです。
中国と日本との二か国間の政治関係も、値段やレンタル期間延長に影響がありそうですね。
そんなパンダなので、初めて上野動物園にランランとカンカンが来たときは、大騒ぎだったそう。
そのカンカンが来園1週間たった頃。
風邪にかかったみたいで、鼻水を垂らしていたそうです。
担当獣医の田邊さんは、「中国の動物だから漢方薬がいいじゃないか。」ということで、上野の薬局に風邪に効く漢方薬「葛根湯」を買いに行きました。
だけど、パンダが風邪を引いたことがニュースになると大騒ぎになる。
「パンダに葛根湯を飲ませる、とは言えないな!」と思った田邊さん。
(田邊さん)葛根湯、下さい。
(薬局店員)何才の子ですか?
(田邊さん)2才です。
(薬局店員)体重は?
(田邊さん)55キロです。
(薬局店員)えっ?
(田邊さん)いや、5才です・・・
などと、しどろもどろになりながら、なんとか購入。
乳幼児用の風邪薬と混ぜて与えると、次の日にはケロッとなおったそうです。
(2022/2/10朝日新聞)
パンダさんにも、色々な裏話があるんですね!
今回は、ここまでです。