今回は、米グーグル(Google)のスンダ―・ピチャイCEOが岸田首相と面会し、グーグルとしては日本初となるデータセンターを、千葉に開設する方針を表明したことについてです。
投資額としては、2024年までに1千億円!
千葉県印西市のデータセンターは来年度開設を目指すとのこと。
(2022/10/7:TBS NEWS)
(ピチャイCEO)
「日本に1000億円を投資します。物的資本やデジタルインフラに加え、デジタル分野の人材育成への投資です。」
また、日本とカナダの西海岸を結ぶ初めての海底ケーブルを来年開通させる予定だそうです。
千葉県の印西市は、
・都心へのアクセス
・広い土地がある
といった理由でデータセンターが集まっており、アマゾンやNECも拠点を持っているそうですよ。(2022/10/7 Bloomberg)
明るい話題で、元気が出てきますね!
データセンターなので、インターネット用のサーバや通信機器を設置される訳で、新しい開発を行うのではないので、どの程度IT人材の育成になるかは疑問な面もありますが、いいじゃないですか!
1千億円位、グーグルにとっては大した額ではない?
いいじゃないですか。歓迎しましょうよ!
日本に1千億円も投資してくれるんだから!
データセンターに伴って日本とカナダの海底ケーブルも整備するとのことで、この面でも日本にもメリットがありそうです。
最近、色々な報道を見ていると、「円安が問題!」、「物価高が問題!」と、日本のダメなところを見つけて一生懸命ニュースにしていると思ってしまうくらい。
けれど、グーグルは、現下の【円安】に目を付けて、同じ投資であれば日本で投資する方が効率が良い、ということも投資判断の大きな要因だったはず。
つまり、「円安が問題!」といっても、外貨を有する海外企業にとっては日本への投資がチャンスになってくるし、日本の輸出企業にとっても、円安は悪くないことだと思います。
円安って悪いばかりでもなく、けっこうメリットもあるのではないでしょうか。
(行き過ぎた円安は良くないのでしょうが。)
「物価高が問題!」との報道も盛んです。
ところが、1年弱前には、マスコミでは
「日本は物価が安いことが問題!『安い日本』良くない。物価を上げて、企業業績や賃金上昇につなげて、経済を上向かせるべき!」
というようなエコノミストの主張を大々的に取り上げていた訳です。
おばばは、経済に関してはド素人ですが、経済の基本的な考え方が、1年足らずで、正反対に代わるものなのでしょうか。
そして、物価高といっても、欧米に比べれば、大したことないのではないでしょうか。
むしろ、自国の批判に懸命になるより、「円安」や「物価上昇」の悪い点ばかりでなく、メリットにも言及して、バランスをとった報道をお願いしたいし、前向きに日本を元気にしてくれるニュースも沢山流してもらえるとうれしいです。
このグーグルの投資のニュースでも、【円安】のメリットでもあることも、分かりやすくどんどん伝えてほしいな、と思いました。
今回は、ここまでです。