2022年1月の調査で、全国で市として人口増加率の全国トップを記録したのは、どこでしょうか。
しかも、これは6年連続だそうですよ。
そして、同じ時期の調査で全国2位の人口増加率は、茨城県つくば市だとのこと。
この1位と2位を見てみて、両方ともつくばエキスプレス沿線との共通点があることになります。
といった記事が、エコノミスト(2/28号)に掲載されていました。
この記事によると。
流山市は、当初、市が財政負担をして宅地開発をしたけれど、住宅やマンションが売れ残ってしまったそうです。
そこで、マーケティングを考えて、「共働きの子育て世代」をターゲットにした作戦が功を奏することに。
「母になるなら流山市。」というコピーを使ったり、2007年には「送迎保育ステーション」を始めて、市内の保育園で保育が終わった園児を送り迎えして、駅近くのビルで親が迎えに来るまで預かったりと、頑張ってきたそう。
お陰て、最近では、「流山おおたかの森」は子育て層に人気となり、きれいに整備された駅周辺の様子と相まって、人気が上昇しているようです。
2022年には新しい商業施設や既存商業施設の別館がオープン。
ということで、人口増加率が高い状況になっているそう。
子育て世代をターゲットにすること自体は、色々な自治体が考えそうですが、流山市では、上手な宣伝やハードやソフトのインフラ整備も組み合わせて、つくばエキスプレスの沿線ということも効奏したのでしょうか、狙い通りの成功を収めているようです。
狙いの妥当性(子育て世代をターゲット)、時の運(つくばエキスプレス)、知恵(宣伝コピー)、財政投入(宅地開発)、関係者の努力が、それぞれうまく組み合わさって成功に至ったのではないでしょうか。
大学受験を成功させるにも、
狙いの妥当性(どの大学のどの学部を狙うか)、
時の運(どうすれば運を呼び込める?)、
知恵(どのように勉強すれば効果的、効率的か?)、
財政投入(塾代?)、
関係者の努力(本人と親の努力)
が、うまく組み合わさることが重要なのでしょう。
よく考えて進めていくべきだなあ、と考えた次第です。
今回は、ここまでです。