12月は「真珠」の季節だそうです。
朝日新聞の記事(2023/12/3)によると。
・12月に入って寒さが厳しくなると、アコヤガイから真珠を取り出す作業が始まる。
・この時期に行われるのは、海水温が下がって貝の中の真珠の光沢がより美しくなるからだそう。
・真珠の養殖には多くの手間暇がかかる。
→アコヤガイを孵化させて稚貝を2年程度育てる
→その後、核(貝殻を小さな球形に加工したもの)を手作業で貝に挿入
(貝は、核から身を守ろうとして、真珠成分を分泌して、異物を包み込むんだそうですよ!)
→更に、半年~2年程育成(その間、水温や貝の健康状態のチェック、こびりついた海藻の除去など丁寧に世話をするそう)
・日本産のアコヤガイ真珠は質の高さから、海外、特に中国で人気が高まっている。
・一般には真珠は漂白加工がほどこされていて、ピンクに着色する加工が行われることも多い。
・けれども最近は、自然のままの青みががかった無漂白の真珠や、貝の中で2つの玉が偶然にくっついて育ったものなど新たな魅力を持つ真珠も売り出されている。
「真珠」ができるまでには、大変な手間と時間がかかっているんですね!
日本の真珠が中国など世界でも人気ということは、大量生産のできない日本真珠の価値は、今後どんどん上がってくる気がします。
そして、そもそも物価上昇(インフレ)も進行中ですし、温暖化が進むと真珠養殖にも悪影響もあるので、値段が高騰していくのは確かなのではないでしょうか。
こう考えると、真珠のネックレスは冠婚葬祭に幅広く活躍しますし、女の子がいる家庭では価格が高騰する前の段階で、日本産のアコヤガイ真珠のネックレスを購入しておく、というのも一案かもしれません。
また、日本産のアコヤガイの真珠に拘らない場合は、淡水パールのネックレスにする、との考え方もあるかもしれません。
淡水産のパール(中国産が多い)は、海ではなく湖に生息する貝(イケチョウ貝)から取れるそうで、この貝からは、1つの貝から30個~50個の真珠がとれるそうなんです。
このため、値段はかなりお手頃となっています。
淡水パールの品質もピンキリで、光沢のある比較的品質の良いものもあるそうなので、こちらを選択するのも一案かもしれません。
ところで、アコヤガイや淡水パールのイケチョウ貝でなくて、他の貝からも、真珠がとれることがあるみたいです。
(「Watchnian」HPより)
例えば、ホタテ貝やアサリから真珠が取れたりすることもあるそう。
ホタテ貝からは、極まれにみる高品質な真珠の場合、100万円以上になることも。
コンビニで買った、ホタテの「焼き貝ひも」から真珠が見つかったこともあるそうですよ!
コンビニで貝を買ったら真珠が出てきたなんて、夢のある話ですね。
こんな話を知って、今度思わぬラッキーを期待して、ホタテ貝を夕食のおかずにしてみようと思いました。
今回は、ここまでです。