今回は、「カルピス」と「カルピスウォーター」は、なぜ味が違うのか? についてです。
昨日、子どもが、冷蔵庫にあった「カルピス」を冷水で薄めて飲みながら。
「カルピス」と「カルピスウォーター」って味、違うよね!
「カルピス」の薄め方を変えてみても、同じ味にならないよ。
と言い出しました。
「ほんと、そうだねえ!」
ということで、それぞれの成分を調べてみました。
(カルピス)
・乳(国内製造)
・砂糖
・香料、大豆多糖類
(カルピスウォーター)
・脱脂粉乳
・果糖、ぶどう糖、液糖(国内製造)
・酸味料
・香料、大豆多糖類
大体似ていますが、違いとしては、次の3点でした!
➢乳成分が違う! 【カルピス:「乳」/カルピスウォーター:「脱脂粉乳」】
➢糖分が違う! 【カルピス:「砂糖」
/カルピスウォーター:「果糖、ぶどう糖、液糖」】
➢酸味が違う! 【カルピスは酸味料なし。カルピスウォーターは、酸味料あり】
この中で、酸味料の「ある無し」は分かりやすいですね。
言われてみると、カルピスウォーターは微かな酸味があって、これが糖分との良いバランスになっていると思いました。
そして、乳成分としては、カルピスウォーターは「脱脂粉乳」を使ってます。
脱脂粉乳は、乳(牛乳)から脂肪分を取り除いたものとのこと。
脂肪分は「水」と混じりにくいので、最初から「水」と混ざっているカルピスウォータの場合は、これを取り除いた「脱脂粉乳」を使っているそうです。
(「素肌スネッサンス」のHPより)
そして、「砂糖」と「果糖・ぶどう糖・液糖」の違いは、農畜産業振興機構のHPに書いてありました。
・「果糖・ぶどう糖・液糖」は「砂糖」と比べて、【キレのある爽やかな】甘み
・砂糖やぶどう糖の甘みは冷やしてもそれほど変化しないけど、「果糖」は、冷やした方が”甘み”を強く感じるので、清涼飲料水によく使われている
(ちなみに、砂糖は”さとうきび”や”てんさい”から、果糖・ぶどう糖・液糖は、”じゃがいも”や”さつまいも”から作れれるそう。)
という訳で、味の違いの理由が分かりましたよ!
カルピスウオーターは、【キレのある爽やかな】甘みの果糖・ぶどう糖・液糖を使っていて、更に、酸味料を加えて味のバランスを整えている!
あと、カルピスウォーターは、脱脂粉乳なので脂肪分が少なく、サッパリとした味になっている!
こんな感じのようです。
ちなみに、子どもは、
「カルピスウォーターの方が美味しい!」
といっていました。
おばばは、それぞれの良さがあり、更に、「カルピス」は自分で味の調節ができることもあって、どちらも同じ位好きです。
ネットでザっと見てみても、「カルピスウォーター」の方が好きという方も、「カルピス」の方が美味しいという方もいましたよ。
ところで、今回「カルピス」の成分を調べたら、”アサヒ”のHPに書いてありました。
どうも、カルピスは「カルピス」って会社が作ってたような記憶があるのですが。
そこで調べてみると、2012年に、アサヒがカルピスを買収していることが分かりました。
今回は、ここまでです。