今回は、「今後の塾の再開に向けて、やっておきたい勉強法とは?」についてです。
5/6の記事で、6月以降(早ければ5月中にも)、緊急事態宣言の解除が、感染者数が少ない県において進む可能性が大きいこと、を書きました。
また、東京などの特定警戒都道府県でも、コロナ感染者数が減少しています。5/10の東京の新規感染者は22人で、5日連続40人を下回ったとのこと(NHKニュース7)。
感染者数が、この状況で続けば、6月以降、宣言解除になってくるでしょう。
緊急事態宣言が解除されれば、学校も、塾も再開されてきます。(宣言が解除されなくても、感染者の少ない県では再開しつつありますが。)
そこで、塾の再開に向けて、どんな勉強を進めておくべきなのか、考えてみました。
塾のカリキュラムは、休講中も、動画配信、定期的なテストなどにより進んでいます。
ここで重要なのが、
【塾の再開後のカリキュラムにおいて、休講中の単元を理解していることが前提となっている場合】
だと思います。
休講中の理解が前提となっている場合。
休講中の単元を十分理解していないと、再開後の単元も理解できなくなります。すると、不明点(分からないこと)が雪だるま式に増えてきて、どんどん状況が悪化していくおそれがあります。
特に、算数は、前の単元の理解を前提とした、積み重ねが重要な科目です。
理科と社会は、①暗記の比重が大きいこと、②単元と単元の関連性はそれほど大きくないことから、あとからキャッチアップが可能と思います。
また、国語も、①単元と単元の関連性は大きくないこと、②そもそも、読解力については単元といった区切りが存在しないこと、から、「不明点の雪だるま式」にはなりにくいでしょう。
そうすると、算数が重要なことが分かります。では、算数を、どのように勉強しておけばいいのでしょうか。
【休講中の算数の単元が弱点にならないように、苦手があれば、塾の再開までにつぶしておく】のが良いです。
例えば、日能研の5年生のカリキュラムの場合。平面図形が始まっています。「多角形の面積」、「円・おうぎ形」、「複合図形の面積」、「角度と面積、対角線」、「図形の移動と面積」と単元が進みます。
ここで、仮に、休講中の「多角形の面積」や「円・おうぎ形」のどちらかで、塾での授業がないためにつまずいた、とします。
それ以降の「複合図形」、「角度と面積、対角線」、「図形の移動と面積」は、「多角形の面積」と「円・おうぎ形」の両方が分かってないと、できません。
分からないことが増えていく。これが、「不明点の雪だるま式」です。
ということは、算数において、休講中の単元で、つまづきや苦手があることが分かったら、なにはともあれ、繰り返しによって、これらをつぶすことが重要です。
国語、理科、社会のつまずきは、とりあえず置いておいて、夏休みにキャッチアップすればいいと思います。
日能研の本科・栄冠のテキストでは、図形問題は、良問が多いと思います。問題数をこなすために、栄冠テキストの補充問題まで取り組んだり、育成テストでできなかったところをやり直したり、Zoom授業を受けるなど、頑張っていきたいと思います。
今回は、ここまでです。