今回は、日本のコロナ対応についての独(ドイツ)の報道を紹介します。
厚生労働省のデータによれば、コロナで亡くなられた方の国別比較では、6月14日時点で、米国を筆頭に、ブラジル、英国、そして、スペイン、イタリア、フランスあたりが続いているようです。
また、人口10万人当たりでは、AFP(6/10:フランス通信社)によれば、ベルギー(83)、英国(60)、スペイン(58)、イタリア(56)、スウェーデン(47)の順とのこと。
そんな中、欧州では、ドイツは、コロナ対策では模範的といわれているようで、人口10万人当たりでは10人程度だそうです。
ところが、そのドイツで、日本のコロナ対策は「模範的」との報道が複数あったとのこと。(週刊エコノミストより)
○日本は、多数の市民の検査や罰則付きの外出禁止令など、欧米では標準となっている方法を使わずに、低く抑えている。人口10万人当たりでは、ドイツは10人だが、日本は、わずか0.7人だ。(5/25FAZ:ドイツ日刊紙)
○日本は、PCR検査は少なかったが、早くからクラスター発見と接触者の隔離に力を入れた。飲食店などで感染者が見つかると、陽性反応が出る前から隔離した。この方法は模範とすべき。(6/1ハンブルガー·モルゲンポスト:ドイツ日刊紙)
○日本では、市民が外出自粛要請に従ったことや、もともとマスクをする人が多いこと、握手や抱擁をしないことなど欧米との文化の違いも日本の成功の理由だと思う。
(6/1ハンブルガー·モルゲンポスト:ドイツ日刊紙)
コロナ対応では欧米の模範生であるドイツで、日本は「模範とすべき」で「成功している」との報道があるようです。
実際、10万人当たりで日本は少ないわけですし、日本人が皆、頑張っているおかげなのではないでしょうか。
「外国のやり方が良くて、日本のやり方は外国と違うから良くない。」といったことが聞かれることもありますが、日本では、引き続き今のやり方で頑張って、コロナを乗り越えられるといいですね。
今回は、ここまでです。