今回は、早稲田アカデミー5年生の学校別ジュニアオープン模試【開成】(2020/12/6)の出題内容と、「偏差値-点数表」です。
(「偏差値-点数表」は、模試の結果を元に計算しました。)
【偏差値-点数表】
偏差値 点数
70 194.9
65 180.4
60 165.8
55 151.3
50 136.8
(平均点/満点)
国語 32.5/85 算数 28.8/85
社会 40.5/70 理科 35.0/70
(4科目受験者数)272人
【出題内容】
1.国語(50分)
・物語文1題
小6時に父を亡くし、母、小1の妹と3人暮らしの中学1年の男子が主人公。サッカー部に関心があったが、妹の世話を考えて、美術部に入部した主人公の心情に関する話。登場人物の心情についての記述4問のみ。)
・随筆(エッセイ)1題
血液型性格判断が当たっていると受け取られがちな理由についての随筆。論旨を論理的に展開しており、内容は説明文に近い。文章中の漢字書き取りが5問。記述が2問
2.算数(60分)
・計算問題1問
・水族館の入場口に100人の行列。開館時刻に入場口を1つ開けて、10分後には120人になったので、その時からX分間は入場口を2つに、更にその後X分間(入場口2つのX分間と同じ時間)は3つにしたら、ちょうど行列はなくなった。また、1分間に5人ずつ行列に加わっていた。Xは何分?
・縦10マス、横10マスの表がある。左上(A領域)、左下(B領域)、右下(C領域)、右上(D領域)の4つの領域(各領域5×5=725マス)にわける。そして、中心の4マスのうち、A領域のマスに1を書いて、その下に2、その右に3、その上に4というように渦巻き状に数字を100まで書く。全てのマスの和やA,B,C,Dの領域の和が小さい順に並べるなどの問題
・正方形10個から13個使ってを組み合わせた5種類の形を重ねた後の形から、どれとどれを重ねたかを問う問題
・1辺20の正三角形。AB上に、AP=5、QB=8となるようにPとQ、BC上にBR=5になるようにR、CA上にSをとる。QSを折り目にして折ったら、PとRが重なった。Aが移動した点をDとして、DSとBCの交わった点をEとする。ECの長さや折り返した時に重なった部分の面積はABCの面積の何倍か、などを問う問題
3.理科(40分)
・完全変態、不完全変態の昆虫や主に動物性の餌を食べる昆虫を問う問題
・「夕焼けは晴れ」「ツバメが低く飛ぶと雨」などの天気変化を経験から予想する言葉
・カイコの足の付き方。カイコの餌であるクワの葉脈(平行か網目か)と根(ひげ根か主根・側根か)
・砂糖漬けのジャムが長持ちする理由
・溶解度の計算
・砂糖が溶けると、溶ける前と比べて重さはどうなるか、全体の容積に変化はあるか。
・食塩、ミョウバン、ホウ酸の結晶の形
・棒の重さのある「てこ」の計算
・太陽、月の、出・入りの時刻、南中時刻の1カ月分の表があり、何月か、その月の東京の正午の棒の影の方向を選択肢から選ぶなどの問題。
4.社会(40分)
・東京都について、人口の概数、東京の木(イチョウ)、23区の位置、武蔵の特徴、多摩川水系のダム名、東京で一番高い山
・雨温図。5つの都道府県名と、過密地域・過疎地域の割合の表(5つ分)から、どれがどれかを問う問題
・4つの貿易港と4つの輸出品目、輸入品目の表の突合
・かに、しじみ、なしについて、年間購入額の最多の都道府県を問う問題
・旅客輸送の利用者数の表(鉄道、タクシー、船、飛行機別)から、東京と千葉を選らぶ問題
・「のり」の養殖が多い県、高知県の農業、石川県の伝統工芸品
・屋久スギ、白神山地のブナ
・日本の南端の緯度
・聖徳太子、蘇我氏の時代、平家の時代
・有名な城とその位置する県名
今回は、ここまでです。