今回は、日能研5年生の全国公開模試(2020/12/5)の出題内容と、「偏差値-点数表」です。(「偏差値-点数表」は、模試の結果を元に計算しました。)
【偏差値-点数表】
偏差値 点数
72 473.8
70 457.5
65 416.8
60 376.2
55 335.5
50 294.9
(平均点/満点)
国語 82.9/150 算数 81.0/150
社会 69.1/100 理科 60.3/100
(4科目受験者数)10030人
(3科目受験数) 10843人
1.算数(出題内容)
〇計算
・分数、小数の加減乗除
・km、cm、m、mmの混じった計算
○短文の文章題(〇は数字が問題文に書いてあります。)
・等高三角形の面積比を利用して底辺の長さを求める
・数字の書いてある3枚のカードを2枚使ってできる整数は何通り?
・時速40kmで2時間、時速50kmで〇時間進んだ時の平均の速さは?
・A,Bの和は70。「A÷B=4余り〇」の時、Aは?
・兄と弟の所持金の比は3:2。兄が弟に600円渡したら、11:〇になった。初めの兄の所持金は?
○時間と移動距離のグラフから、歩く速さを求める問題
○2つの相似の三角形の対応する辺の比と面積比を求める問題
○4人のテストの点(いずれも整数)について。平均点を小数第1位を四捨五入すると70点。1人に採点間違いがあり、何点が減点されたので、平均点(小数第1位四捨五入)は6〇点になった。考えられる減点の最大と最小は?
○(等高台形の面積比)=(上底+下底)と、2つの数の比と差が分かっているときに2つの数を求める方法を利用して、長さや面積を求める問題
○(1/A)-(1/B)=1/C
(A,Bは1から9の整数でA<B。Cは1以上の整数)
の時、考えらえるCで最小の数、最大の数を求める問題
2.国語(出題項目)
〇漢字
〇ことわざ(情けは人のためならず。まかぬ種は生えぬ。絵に描いた餅。など)
〇品詞の区別(普通名詞と固有名詞。動詞と形容詞。形容詞と名詞。動詞と副詞。)
○エッセイ(随筆)1問、物語文1問
3.理科(出題項目)
○水素
・塩酸や水酸化ナトリウム水溶液に加えて水素が発生する金属の種類
・水素発生の反応の速さを速くする方法(温度上昇と金属を細かくする)
・水上置換、上方置換と、これらが使える場合の条件や長所
・水素の特徴
(空気より軽い。におい無し。水にほとんど溶けない。燃えて水ができる)
○地層・岩石
・火山岩と深成岩の特徴
・6種類の岩石名が与えられて、火成岩・堆積岩、色の情報で分類表から、どれがどの岩石であるかを聞く問題を解ける。
○電球の前に穴をあけた厚紙をおいて、その先にスクリーンを置いたら、丸い明るい部分が写った。明るい部分の明るさ(ルクス)をX軸、厚紙とスクリーンの距離をY軸にした実験結果のグラフが与えられて、結果を正確に読み取れるとともに、結果からの適切な類推を行えるか問う問題。(ルクスについての知識は不要)
○パンに付着して生育するアカパンカビについての実験結果を与えられて、結果を正確に読み取れるとともに、結果からの適切な類推を行えるか問う問題。(アカパンカビについての知識は不要)。
○おもりを種々の高さから落として、粘土に刺さった釘にぶつけて、高さと釘の刺さった深さを計った実験結果を与えられて、結果を正確に読み取れるとともに、結果からの適切な類推を行えるか問う問題。(位置エネルギーなど事前の知識は不要)
4.社会(出題項目)
○戦国時代
・織田信長、豊臣秀吉、徳川家康関係の主な出来事(桶狭間、長篠、本能寺の変、関ヶ原、大阪夏・冬の陣)や政策(楽市・楽座、太閤検地、刀狩りを覚えているか、また、その政策の目的)
〇江戸時代
・キリスト教禁止の理由、武家諸法度、参勤交代と制度を作った将軍(徳川家光)
〇地理(軽井沢を例に)
・県の名前と場所、新幹線名、地図の読み取り、雨温図
〇新型コロナ
・感染の始まった場所、小中学校の休校措置をとったこと、オリンピックが延期になったことを知っているか。
・ソーシャルディスタンス・パンデミック・クラスター・ロックダウンの意味の理解、
・保健所の地図記号と役割
・緊急事態宣言についての資料を与えられて、適切に読み取る。緊急事態宣言の社会・経済的影響についての理解を問う問題。
・感染防止措置として適切なものを理解しているか、問う問題
今回は、ここまでです。