「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」
「久留米大学附設中学高等学校」の回を観ました。
(画像はお借りしています。)
孫正義さんや、堀江貴文さん等を輩出した、九州の進学校「久留米大学附設中学高等学校」。
1969年に中高一貫校となり、その一期生は、東大へ30人進学(前年は8人)。一気に中高一貫の進学校として、九州に名を轟かせることになります。
そこから、順調に実績を伸ばしてくる中で、中高一貫校の男子校という伝統に胡坐をかかずに、2005年、高校を共学化。2013年に中学を共学化して、現在は、中高一貫共学校となっています。
最近の関東圏では、女子校から共学化する学校の話は聞きますが、私立男子進学校が共学化するのは、割と珍しいのではないかと思います。
校長先生のお話では、「共学化したことで、男女お互いに良い影響を与え合って、功を奏している」とのことでした。
久留米市内から通う生徒は多くなく、福岡市や、他県から多くの生徒が通っているそうです。
その理由の一つとして、九州では、「東大や国立医学部にたくさんの進学者を出す」ような超進学校で、女子を受け入れるところが他にない、ということがあるそうです。
九州新幹線の開通もあり、九州中から、たくさんの優秀な女の子が集まっているとのこと。
番組では、そんな中でも、鹿児島県から片道2時間半かけて通う中学生に密着取材。
「中学受験塾で切磋琢磨していた男の子たちはラ・サールへ進学するので、それと同等のレベルにある中学校に行きたかった。」と進学動機を語ってくれました。
最初は遠いと反対していた親御さんも、今は「毎日楽しく学校へ通っているのが嬉しい。」。
自分の力で、素晴らしい学校へ通う道を切り開いたんですね。
芸術総合選択授業の紹介もありました。
スタジオのおおたとしまささんが、「正解のないものに挑み続けることが良い。」と話されました。
ゲストの三浦奈保子さんは、「孫正義さんや堀江貴文さんなど、枠を突き破って、新しい時代を作っていくリーダーが生み出されたのも、こういう教育があるんですね。」
進学実績の良い久留米大附設ですが、生徒さん達は塾に通っていないそうです。
放課後に、東大志望の生徒さん達の「特別講座」があり、先生方が心血を注いで授業をしておられました。
おばばは、久留米大附設の学校名は勿論知っていましたが、学校についてはあまり詳しくは知りませんでした。
男子寮があるとのことで、鹿児島県のラ・サールや、東海地方の海陽学園、関西の西大和学園等とともに、男の子のいる転勤族のご家庭では、候補の一つとして、調べてみるのも良いかもしれません。
今回は、ここまでです。