心が洗われました。
山崎育三郎さんの「栄冠は君に輝く」。
(週刊ベースボールonlineより)
去年は、コロナ感染拡大により中止となった夏の甲子園。(出場予定だった高校が招待され、交流試合を行いました。)
2年ぶりの開催となった、夏の甲子園。
今日の開会式の始まりに。
白シャツと黒ズボンというシンプルな服装で登場した、俳優・歌手の山崎育三郎さん。
大会歌である「栄冠は君に輝く」を、独唱されました。
力のある、美しい歌声でした。
NHKの朝ドラ「エール」を観ていた方は、ドラマのシーンと現実が重なったように感じられたのではないでしょうか。
甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」は、朝ドラ「エール」の主人公のモデルとなった、作曲家の古関裕而さんが作曲した歌です。
ドラマ「エール」では、山崎育三郎さんは、主人公の友人の歌手を演じました。
山崎さん演じた歌手は、戦争中に戦歌を歌っていたことを悔やみ、荒んだ生活を送っていました。そして、主人公の作曲家に「どん底まで落ちた僕たちにしか伝えられないものがある」と説得され、彼が作曲した、この大会歌「栄冠は君に輝く」を、マウンドで歌うのです。
今日の山崎育三郎さんの独唱は、ドラマのシーンと相まって、コロナ禍の中で苦しんできた球児たちへの、正に「エール」のようでした。
歌声の美しさに、心を打たれました。
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「栄冠」と聞けば、日能研生の家庭としては反応してしまいます。
日能研では、授業で使うテキストが「本科教室」、家庭での復習用教材が「栄冠への道」です。
(イラスト・おばば)
かつての日能研では、最上位クラスの名称が「栄冠クラス」でした。親世代では、栄冠1組、栄冠2組だったよ、という方もおられると思います。
今も「栄冠への道」だけではなく、「栄冠シール」「栄冠ポイント」「親と子の栄冠ドラマ(合格体験記)」など、至るところに「栄冠」の文字が見られます。
ここで疑問がわきます。
なぜ日能研は「栄冠」を用いるのか。
おばばは色々と調べてみましたが、分かりませんでした。
「栄冠」を辞書でひくと、
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勝利のしるしとして与えられる名誉の冠。
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栄誉。名誉。また、輝かしい勝利。
と出てきます。(goo辞書)
中学受験塾での栄冠は「志望校の合格」、甲子園での栄冠は「勝利」「優勝」ということだと思いますが、日能研の「栄冠への道」、また甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」の「栄冠」は、必ずしも「合格」「優勝」そのものを指しているわけではないと感じるのは、おばばだけでしょうか。
「栄冠」とは、合格を目指して頑張る受験生、優勝を目指して頑張る甲子園球児の、希望を叶えようとひたむきに努力し戦う姿への賛歌のように聞こえます。
「栄冠への道」「栄冠は君に輝く」
希望に満ちた美しい言葉に、子ども達、甲子園球児を応援する大人の思いを感じます。
今回は、ここまでです。