ニューヨークで「1ドルピザ」が消滅の危機に瀕しているそうです。
エコノミスト(3/8号)に、そんな記事がありました。
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🍕リーマンショック後のニューヨークはマンハッタン、ビジネス街や繁華街で一切れ1ドルの格安ピザ店が増えた。
🍕ところが多くの格安ピザ店が、1ドル25セント~2ドル程度の値上げに踏み切っている。
🍕材料コストの値上げが大きな原因。コロナによる通行人の減少も影響。
🍕2021年10月までの1年間で、チーズ10%、小麦粉50%、トマト76%、紙製のピザ容器93%、ニンニクは5倍値上がりしている。
ニューヨークの物価上昇は大変なことになってますね。
アエラ(2021/12)でも、ニューヨークで、スモークサーモンの挟まったベーグルは10ドルを超えていて、日本の感覚では、もはや「軽食」と呼べない感じだそうです。
米国の物価高と、その上昇は厳しいものがありそうです。
対して、日本でも物価は上昇していても、給与が増えないので、「悪い物価上昇」になりつつある、との報道も多くなってます。
日本の物価上昇の報道を見てみると。
〇「味の素」(70グラム瓶)が378円前後から407円前後に
〇日本水産の家庭用冷凍食品が4~13%値上げ(2022/2月~)
〇プリマハムが家庭用ソーセージを5~12%値上げ(2022/2月~)
〇うまい棒が10円から12円(2022/4月~)
これまでも米国の物価は日本より高かったところ、最近の上昇率でも米国の方が高いようです。(1年間でニンニクが5倍!)
ということは、物価の差はどんどん大きくなってるわけですね。
これについて、「安い日本」は問題だ!とよく言われます。
けれども、給料が右肩上がりに増えていくわけでもなし、安い物価で、美味しいものを食べて、安心して暮らしていけるのだから、おばばとしては、今のところ「安い日本」、大歓迎です。
経済的に見ると、日本の株価が安いとか、日本円が安いと海外に日本の土地を買いたたかれるとの説もあります。
でも、日本円が安い方が輸出力が強いっていうことで、長い間、円安政策をとってきたんじゃなかったって?
ここで、円高にならないと困るってことになるのかしら?
本当に日本の国民一人一人を考えて、「安い日本」が問題と具体的なデータで説明してくれるなら、納得しますが、今のところ、そんな説明は見当たらないような。
今のところ、おばばは「安い日本」を享受しています!
今回は、ここまでです。