今回は、マネックス証券の社長、松本大氏が母校の開成中学で行った講演についてです。
これは、プレジデントオンラインの記事(2023/4/7)に基づいて書かせていただいております。
松本氏の講演の後に、質問コーナーがあり、そこで次のようなやり取りがありました。
(質問)仲間の信頼を得るために必要なことは?
(松本氏)一緒に行動することです。
僕があなたに、「僕を信用して下さい」と100万回言っら、信用してくれますか? しませんよね。
一緒に行動することで、「この人はこんな行動をするんだ。それなら、信用してみよう。」とか、「こんな行動をする人は信用できない。」となります。
一緒に行動することで、信用できるかどうかの判断材料を与えることになります。
その通りですね。
「人が信用される」というのは簡単なことではありません。
うわべだけの言葉で信用を勝ち取れるわけではないですよね。
すると、一緒に行動する中で、信用できるかどうかが分かってくるわけで、結局は、誠実に、自分らしく行動するしかないのでしょう。
そして、そのような行動したときに、それを理解してくれる人だったら、信用してもらえることになってくるんですね。
人と人には、相性があり、また、人によって共感する行動、言動がどのようなものか、についても少しづつ差があります。
同じ行動をしても、共感して信用してくれる人もいれば、無関心の人や反発する人が出てくる場合もあるかもしれません。
「誠実に自分らしく」行動して、そのような自分を理解してくれる人と付き合うことで十分なのではないか、と思いました。
そう思えば、いたずらに怖がることなく、自分らしく行動しよう!といった勇気も出てきますね。
これは、中学生にとってだけでなく、全ての人にとって、とても役に立つメッセージのような気がします。
(質問)リーダシップを身に付けたいのですが。
(松本氏)この答えは簡単で、やってみるしかありません。
いくら本で理論を勉強しても、実際にやってみなければスポーツはうまくなりませんし、英会話も上手になりません。
リーダーシップも同じです。何度もやっているうちに、だんだん身についてくる。
なかなかうまくいかないこともあります。でも、やらないより、失敗してもいいからやってみた方が絶対に学びがある。自分の経験からしか、まなべないんです。
こちらも、元気づけられるメッセージですね。
やってみるしかない!
やらないより、やってみた方が絶対に学びがある。
これは、「リーダーシップ」に限らず、人生において、何についても言えるのではないでしょうか。
「何事も、悩んでる位なら、失敗してもいいからやってみるといいですよ!」ということですよね!
やっぱり、大会社の社長ともなる方は、考えがしっかりしていて、その上で、その考えを他人に伝えることで、他人を元気づけることができるんだなあ、と思いました。
今回は、ここまでです。