今回は、ホリエモンこと、堀江貴文さんが、「日本はこれから成長していく」と話したことについです。
6/6のヤフーニュースにホリエモンのインタビューが掲載されていたので、紹介します。
・円安の要因は?
「シンプルに、金利差が原因です。」
・日本の国力低下のためという意見もありますが?
「それはないと思います。むしろ、これから日本経済は成長していくと思いますよ。株価もバブル時の高値をこえて、4万円を突破したじゃないですか。シンプルに、日本経済の成長が期待されているからです。」
「これから日本経済が成長していく最大の原因は、経営者の世代交代です。」
「旧世代のサラリーマン経営者は、結局のところ雇われなので、自分の給与や地位を考えて、大局的な判断ができません。一方で、オーナー経営者は、自分が企業を所有している上に、金持ちなので、多少の批判にさらされても耐え続けることができます。そうした違い判断力の差にもつながります。」
「米大リーグは確かに人気ですが、NFL(アメフト)やNBA(バスケ)と比較するとビジネスの規模は小さいです。日本の野球と球場への来場者数は変わりません。」
「それでも、大谷翔平にあれだけの年棒を払えるわけじゃないですか。これは、放映権をサブスク業者に売っているからです。でも、セ・リーグは放映権の一本化ができていない。」
「これも日本の野球オーナーたちにサラリーマン社長が多いためです。」
こんな内容でした。
最後は、野球オーナーになることができなかったホリエモンの恨み節の面もあるかもしれませんが、概ね、大賛成です!
日本には、資源こそありあせんが、経済力、人材、技術力、優秀な企業、安全で清潔な社会、安定した医療と社会保障、欧州と比較して低い消費税率など、国力の重要な要素はかなりそろっているのではないでしょうか。
それにも関わらず、
「日本の国力が落ちている」
「日本は衰退する」
「今の社会、経済、政治はダメである」
とのネガティブな論陣を毎日はっているマスメディアもありますが、そのようなマスメディア自身が、日本を衰退させていることに気が付くべきではないでしょうか。
そのような報道やSNSに影響された若い人が将来を悲観して、お金を使うことなく、貯蓄に励んでいる方が多くなっているからです。
確かに、マスメディアは営利企業なので、発行部数や視聴率を稼ぐためにセンセーショナルになったり、それぞれ会社としての方針(例えば、保守といった方針、経済重視といった方針、政権批判といった方針などなど)に左右される面があるのは避けられないのは理解できます。
けれども、これだけ国力の重要な要素がそろっている日本が成長できないとしたら、マスメディアやSNSにはびこるネガティブ思考、ネガティブ発信が大きな原因の一つだと思います。
その点、ホリエモンは、お金も、発言力・発信力も十二分に持っているので、何の忖度もなく、恐いものもなく、率直な発言ができるのではないでしょうか。
ホリエモンの言う通り、”日本はこれから成長していく”と期待も込めて思っています。
人口が減っていくので、GDPの規模は増えて行かなくても、一人当たりのGDPは増えていくでしょう。
でも、これを本当に大きな日本の社会経済の成功に結び付けることを目指した時、消極的な報道で若い人の活力を奪うとのやり方は効果的ではありません。
社会全体が前向きになることが、実際に、よりよい社会実現に重要なことなのではないでしょうか。
今回は、ここまでです。