今回は、三陸沖に見慣れない「カキ」が定着していることについてです。

朝日新聞’(2024/10/17)に記事が載っていましたので、紹介します。
〇昨年4月、岩手県水産技術センターの寺本研究員は、「カキ」の養殖業者がインスタグラムに投稿した写真の中に、見慣れない「カキ」を見つけた。
〇日本で養殖されている「マガキ」に比べて平らな円盤状の形をしていた。
〇そのカキのDNAを入手して調べてみると。
〇「マガキ」とは違う欧州原産の「ヨーロッパヒラガキ」だと分かった。
〇この「ヨーロッパヒラガキ」は、1952年に東北大学の今井教授がオランダから持ち込み、宮城県の女川で最初に養殖されたとされる。
〇2000年頃までは、北海道、岩手、宮城、青森で養殖されたが、「マガキ」に比べて効率が悪く市場価値も低かったため、生産は全て止められた。
〇保存されていた母貝や種苗も東日本大震災で流失
〇ところが、漁協にアンケートをとってみると、「ヨーロッパヒラガキ」は岩手県の7つの湾で生息しているとの回答があり、寺本研究員らも直接確認をした。
〇「ヨーロッパヒラガキ」の成貝は、水温が30℃になっても生存が可能という。
〇オイスターバーの国内最大手であるゼネラル・オイスターは、「ヨーロッパヒラガキ」について、
「身が締まって濃厚な味。高温に強ければ、「マガキ」のない季節に出せる。カキの需要が増えて値段も上がっているので、以前よりコスト面でも商売になる。」
と興味を持っている。
こんな内容でした。
ヨーロッパのカキが三陸に定着しているなんて、面白いですね!
(少し生態系が心配になりますが)
そういえば、フランスのレストランで出されるカキは、日本の「マガキ」なんだそうですよ!
フランスで食材として愛されているカキは、1970年に寄生虫などにより、全滅の危機に陥りました。
そんな中、宮城県の「マガキ」の稚貝がフランスに輸出され、移植されて、フランスのカキの絶滅を救ったそうです。
それ以来、フランスで流通するカキの相当部分は、元は日本産の「マガキ」なんだそうです!
(「雑学ネタ帳」より)
それから、「カキ」といえば思い出すことして、
「「カキ」はRが付く月に食べるべき」
というのがありますね。
英語で「R」が付く月とは、1月~4月、そして、9月~12月のことです。
「R」が付かないのは5月~8月
この理由については、牡蛎マニアさんがネットで次のように書かれてました。
〇5月~8月は、「マガキ」が産卵期を迎える。体内の栄養分を卵に使ってしまうので、栄養分も少なくなって身がやせ細り、美味しくない。
〇気温が上がる季節には食中毒になりやすい。
こんな理由だそうです。
もっとも最近は、養殖技術や流通技術が発達しているので、日本では1年中「カキ」を美味しく食べることができるようです。
今回は、ここまでです。
