日能研では、例年、「私学のナカミを知る会」という会が開催されます。
日能研の校舎で開催され、私立中学校から先生方が参加され、直接お話を聞いたり、質問ができる貴重な機会です。
今年は、コロナ感染予防のため、Zoomで行われています。
「私学のナカミを知る会」に初めて参加しました。
巣鴨中学校です。
前の晩、おじじに、巣鴨中学の説明会に参加する話をしました。
おじじ:「巣鴨って昔から有名な難関校だよね。巣鴨駅の近くにあるの?」
おばば:「巣鴨中は、池袋にあるんだって。巣鴨駅に近いのは『本郷中学校』。」
おじじ:「え !? 本郷中学って、本郷にあるんじゃないの?」
さて、説明会には、入試担当の先生と、英語国際担当の先生が来ていらっしゃいました。一番印象に残ったことを書いてみたいと思います。
(なお、日能研で配布された情報誌に書いてあった情報も追加しています。)
イギリスにイートン校という、パブリックスクールがあります。英王室の王子たちも通い、20人もの首相を出している、名門のパブリックスクールです。
巣鴨高校は、東京の男子校では唯一、受け入れを認められて、イートン校でサマースクールを行っているとのことでした。
サマースクールの写真がたくさん紹介されていましたが、学生寮に住んで、学習だけでなくアクティビティも行い、楽しく充実した数週間のようでした。このサマースクールに申し込むには、成績による学内選考があるそうです。
また、このサマースクールの素晴らしい体験を、もっとたくさんの巣鴨生に経験してもらいたいということで、中学2年~高校1年の約50名を対象に、夏休みの6日間、日本で「巣鴨サマースクール」を行っているとのこと。こちらは、学内の成績で半分以上にいれば、申し込めます。
「巣鴨サマースクール(SSS)」では、オックスブリッジ(オックスフォード大学+ケンブリッジ大学)卒業者で社会で活躍している方を先生として招き、授業をしてもらいます。
海外からSSSの先生として来るのは、一流建築家であり水泳のシニアチャンピオンとか、内閣官房勤務でセミプロのシンガーなどマルチな才能の方、など、本当に華々しい経歴の方々でした。
しかも、事前に、参加する生徒の顔と名前、それぞれの英語力も把握したうえで、SSSのためだけに組んだ特別プログラムで情熱的な授業をして下さるとのことでした。
「なぜ、女性天皇は認められないのか。」、「何が日本を日本的にするのか。」など、新たな視点や発見のある講義や、クリケット、タッチラグビー、歌や絵のレッスンもなどもあるそう。
また、SSSの柱には、エリートである先生も挫折の経験を持っているので、「失敗からの立ち直り方」を学ぶことも含まれているそうです。
また、来春からは、SSSの経験をより多くの生徒に広げるため、春休みの1週間を巣鴨に通いながら、他校の生徒も招いて、「TSS(Tokyo Spring School)」を開催予定。
講師は、やっぱり、オックスフォード大、ケンブリッジ大、ハーバード大出身など、SSSと同様に各界の第1線。受講対象は、高1~高3で、女子高、共学校の生徒とともに学ぶとのことです。
他にも、イートン校を卒業した生徒が、ギャップイヤー(高校卒業から大学入学の間を1年間空けて、海外でボランティアをしたり、語学留学をしたり、或いはアルバイトで学費を貯める等して過ごすことです。)として、巣鴨高校で過ごすことを受け入れているそうです。そうした学生さんは、巣鴨高校の生徒の家庭でホームステイをしながら、学校で英語の授業の手伝いをしたり、一緒に学生生活を楽しんだりするとのこと。
このような国際教育の取組が実って、今年6月には、世界の名門校が集まる国際教育機関(WLSA)に加盟。これまでの、英のイートン校、ハロウ校の推薦を得て、日本の学校としては初加盟だそうです。
「イートン校を卒業した学生さんが、我が家にホームステイすれば、ピヨ太にも良い影響がありそう (*'ω'*)」と、お話を聞きながら、おばばは思いました。でも、我が家には、イートン卒の学生さんに提供するようなお部屋がないことに気がつき、我に返りました。
「このような国際的な体験を行える男子校は、東京で他にはないと自負しています。」と担当の先生はおっしゃってました。
※6月15日(月)から、巣鴨中学校のHP上で、紹介動画を次々とアップしていくので、楽しみにしていて下さい、とのことでした。
今回は、ここまでです。