小学校の頃、専科の先生はいらっしゃいましたか?
おばばの小学校では、家庭科は専任の先生でした。音楽と体育は、同学年の担任の先生間で得意な方が見る交代制。他には、たまに英語の先生がいらっしゃいました。
ピヨ太の小学校では、もう少しだけ多いです。楽しみにしている授業もあるようです。
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小学校の教科担任制について、数日前、こんな発表がありました。
さいたま市教育委員会は2021年度から各教科を専門の教員が教える「教科担任制」を市立小学校10校で導入すると発表した。小学5、6年生を対象とし、教科ごとに担当教員を設けてきめ細かい指導ができるようにする。導入校でのノウハウを伝授しながら23年度には市内全104校での実施を目指す。(日本経済新聞 2021/1/25)
高学年対象で、副教科だけではなく、国算社理の主要教科も、教科担任制にするということのようです。
学級担任の先生間で教科を分担し、それに専科教員による授業を合わせた形で実施するとのこと。
2020年10月に文部科学省の中央教育審議会が公表した中間まとめでは、「教科担任制」は、2022年度をメドに高学年で本格的に導入する必要があり、対象とする科目は外国語・理科・算数などが例示されています。
さいたま市の取り組みは9教科全科目で導入するという事なので、さらに1歩踏み込んだ形です。
メリットとしては、「教える科目が絞られれば、教材準備にかかる時間が減る」ということで、授業の質の向上と、教員の働き方改革を促す狙いがあるそうです。
授業の質の向上が図られるのであれば、小学生の保護者としても、大いにメリットがありそうです。
また昨今では、小学校で学級崩壊のクラスが増えているということも聞きます。
同じ学年の複数の学級担任が、それぞれのクラスを分担して教えることで、一人の教員が自分一人で問題を抱え込んでしまうことを防ぎ、早めの段階で、複数の教員で対応に当たることができるのではないでしょうか。
子どもにとっても、成長過程で複数の大人から影響を受けることができるのは、とても良い気がします。
今回は、ここまでです。