自然な言語を作れる人工知能(AI)としてチャットGPT(CHAT-GPT)が話題です。
このチャットGPTは、GPT-3.5という名前のAIを使っているのですが、これを作っている米国のオープンAI(OpenAI)社が、新しい進化版のGPT-4を3/14(2023年)に発表したそうです。
これについてのITMediaの記事(2023/3/15)によると。
・現在のチャットGPTは、GPT-3.5を使用
・オープンAI社によると、GPT-4は、「現実世界のシナリオにおいては人間に劣ることも多いが、(司法試験の模擬問題のような)専門的もしくは学術的なベンチマークでは人間レベルのパフォーマンスを示す」
・英語版のGPT-4に司法試験の模擬試験を解かせたら、GPT-3.5では下位10%だった問題で、GPT-4が上位10%で合格点
・英語以外の日本語など26言語でも、GPT-3.5の英語版より高い性能を発揮
・ラトビア語やウェールズ語、スワヒリ語といった学習データが少ない言語においてもGPT-3.5の英語版の性能を上回った
・画像入力機能を持っている。画像を与えて「この画像の何が面白いの?」といった質問に答えたり、グラフを与えてグラフの数字を読みとらせることができる。(この機能は、研究段階で、今のところは公開しない予定)
人工知能が米国の英語版司法試験で合格する力を発揮するようになってきたんですね。
これを見ると、チャットGPTが、日本語の東大入試や司法試験で合格するようになるのも、もう間もなくでしょう。
こうなってくると、チャットGPTのような人工知能は、一般社会やビジネスの場、絵画や小説などの芸術の場などで、どんどん使われていくことになると思います。
人工知能に仕事を奪われるといったことが、現実の世界になりそうです。
そうだとすると、「人工知能に仕事を奪われる」といった視点ではなく、人工知能を活用して仕事をうまく進めて、人間だからこそできることを見極めて、それらを上手く組み合わせて、人工知能だけでも人間だけ伝も達成できないことを実現していくことが、今後、求められてきそうです。
世の中を渡っていくには、そんなことが必須の時代になっていくような気もします。
こんな、こわいような、面白いような時代の転換点に立っているというのも貴重な経験なのではないでしょうか。
また、AIによる革命は、インターネットなどの情報化革命に続く、次の大きな社会革命だそうなので、自分の子どもにも、その知識を蓄積していってほしいと思っています。
今回は、ここまでです。