「バターサンド」で有名な六花亭が米国に進出することを決めたそうです。
朝日新聞(2024/5/14)に記事が載っていたので、紹介します。
・北海道土産の定番「マルセイバターサンド」は、北海道産の牛乳100%のバターを使っている。1977年に販売されて以来、いわずとしれた大人気。
・今年3月には、ドジャースの大谷選手が球場で、花柄模様の六花亭の紙袋を持っている姿が話題になった。
・その「マルセイバターサンド」で知られる六花亭が、今年10月に、米国・カルフォルニア州に初めての海外店舗を出す。
・六花亭の店舗は北海道の66店舗のみで、道外にはかたくなに店を出していなかった。
・六花亭の商品は全て、十勝地方の3工場で作られる。店舗を増やすと製造が追いつかなくなるし、工場を増やすと質を保つのが難しい。その希少性がブランドイメージ向上につながってきた。
・それが、一気に米国進出をする。これは販売目的ではない。
・ロスアンゼルスから東に約60kmの米国店舗には、十勝の工場から商品を冷凍して運ぶ。
・海外進出構想は10年ほど前からあった。
・近年、外国人の来客や外国籍の入社希望者が増えてきており、社員の語学力などが必要な場面も増えている。けれど、道内店舗では、教育に限界がある。
・そこで、「海外で、異文化の人たちとふれあう中で、社員を研鑽していけないか」
・つまり、米国店舗は社員研修を主眼にしている。3人の社員を派遣予定。売上げ目標は設けず、他の海外出店も考えていない。
そうなんですね!
北海道にしか店のない六花亭が、社員研修目的で米国に進出する時代なんですね。
日本にも、海外の方がどんどん入ってくる中で、英語によるコミュニケーションの重要性は至るところで上がっているようです。
また、六花亭にとっては、米国店舗で研修の機会があるということが魅力となって、優秀な社員獲得や、既存の職員のモチベーション向上にも役に立つ、と考えているのではないでしょうか。
社会人にとっての英語の重要性が、おばばの世代よりも格段に高まっていることを改めて印象付けられるニュースでした。
今回は、ここまでです。