今回は、南海トラフ地震の「巨大地震注意」とはどのようなものなのか? についてです。
気象庁が8/8に、南海トラフ地震について、「巨大地震注意」を発表しました。
これは、この日の夕刻に宮崎県で発生した、最大震度6弱の地震を受けたものです。
ところで、自分としては、「南海トラフ地震」って、太平洋沖の海底で発生することが想定される巨大地震、という位しか分かっていないので、調べてみました。
そもそも、「トラフ」からして、何のことやら分かりません。
「トラ」さん、
とは関係はないんですよね?
ちなみに、「トラフ」とは、
「海溝よりも浅くて幅の広い、比較的穏やかな斜面を持つ海底の凹地」
(地震調査研究推進本部HPより)
だそうです。
また、「海溝」は、デジタル大辞泉によれば、
「比較的急な斜面に囲まれた細長い深海底の凹地。多くが深さ6000メートル以上で、長さは数百キロから数千キロに及ぶ」
ということでした。
トラフのイメージ画像がネットで見つからなかったのですが、「海溝」より浅いところにあって、「海溝」ほど急な谷ではない凹んだ地形、といったところのようです。
そして、「南海トラフ」は、このような場所(赤線)にあって、巨大地震の震源として想定されるのは、南海トラフ周辺の黄色の区域になるとのこと。
そして、南海トラフ地震は、どれくらい怖そうなのかというと。
・過去1400年の間を見ると、約100年〜200年の間隔で大地震が発生しており、近年では、1944年・1947年に発生。
・この2つの地震から約70年が経過しており、次の大地震の可能性が高まっている。
・今後30年以内に大地震が発生する確率は70〜80%
(地震調査研究推進本部HPより)
う〜ん!
怖いですね。
そして、巨大地震の前や後には、近い場所で、大きな地震が起こることが多いとのことで、今回、気象庁で宮崎県の地震を検討して、南海トラフ地震について、
「巨大地震注意」
が発表された訳ですね。
気象庁によると、特に、宮崎の地震の発生後1週間は、巨大地震の発生確率が比較的高いそうです。
なので、東海道新幹線や小田急線で、一部原則運転をしたりしているとのことです。
とはいいましても、南海トラフ地震の発生率が今後30年で70〜80%ということは、そもそもいつ起きてもおかしくない、ともいえます。
そうであれば、今回の「巨大地震注意」によって、あたふたしすぎて混乱しても仕方ない気もしますし、他方で、NHKニュースで専門家の方が話されていたように、
「日頃からの災害発生時の心構え(万一の時にどこに逃げるかの確認など)と事前準備(地震の時に家具などが倒れないような措置など)」
をちゃんと行っていくことが重要なのでは、と思いました。
今回は、ここまでです。