今回は、スウェーデンで、15才の子どもが自動車を運転していることについてです。
週刊エコノミスト(2023年10/10・10/17合併号)に載っていましたので、ポイントを紹介します。
〇スウェーデンでは15才~17才が運転する車が公道を走っている。
〇この車は、一見、ボルボや日産といった普通車だが、実は、最高速度が時速30kmに制限された改造車だ。
〇一般車とは違って、後部に大きなオレンジの三角マークが付いている。これは、「低速車マーク」で、農耕作業車や工事用車両にも付けられている。
〇このような低速車を運転できる免許は、15才から取得可能(普通免許は18才~)
〇元々、このような低速車は農耕作業車などが中心だったが、数年前に規制緩和が行われて、車種が広がった。
〇このため、中高生の間で、低速車が爆発的な人気となり、今では移動手段としてのみならず、装飾で自己表現したりといった若者文化にもなっている。
〇一方、批判も多い。
〇カーブの多い道では渋滞になりやすいし、未成年者の判断能力への不安もある。速度制限を違法に解除して、死傷事故が発生した例もある。
〇この8月にシートベルトが義務化されたが、更なる安全対策が求められている。
そうなんですね!
15才が、一見普通の自動車で公道を運転しているとは、けっこう驚きです。
人口密度の高い日本では、最高速度を30kmに制限した車が公道を走ると、渋滞の悪化が酷いと思われるし、安全上の問題についての懸念も払しょくされると思えないので、実現性は無さそうに思えます。
日本と比較すれば、人口密度の低くて、新しい社会制度にチャレンジする機運のあるスウェーデンだから、このような状況になっているのではないでしょうか。
今回は、ここまでです。