今回は、ＮＡＳＡがＵＦＯ（Unidentified Flying Object：未確認飛行物体）の調査を真剣に開始したことについてです。
朝日新聞（2023/9/17）に記事が載っていたので、ポイントを紹介します。
・ＮＡＳＡ（米航空宇宙局）は、９／１４にＵＦＯを調査する責任者を任命すると発表
・ＮＡＳＡとしては、米軍機が飛行中に目撃したりした、科学的に説明できない現象について、ＵＦＯではなく、ＵＡP（Unidentified Aerial Phenomena：未確認航空現象）と呼んでいる。
・ネルソン長官は、「ＵＡＰを興味本位から科学的なものに変えたい」と語った。
こんな記事でした。
そうなんですね！
今後、調査が本格化していくと、宇宙人の乗り物が地球に飛来する、本物の（？）ＵＦＯが見つかったりするのかもしれません。
ところで、なぜ、このタイミングでNASAがＵＦＯの調査に力を入れることにしたのでしょうか？
最近、「宇宙人の活動が活発化した」という訳でもないでしょうし。
「ＵＦＯは夢のある話だし、本物のＵＦＯを見つけよう」というよりは、米政府の安全保障の考え方が影響しているように思えます。
そういえば、２０２３年２月には、米国国防総省が中国の気球を大西洋上で撃墜したことが大きく報道されました。
そして、この気球は、米軍の情報傍受に成功していた、との報道（2023/4/4：TBS）も行われています。
ＵＦＯと思っていたものが、このような米国の安全保障に影響の可能性のある飛行物体だったりすることもあるので、興味本位にせず、また、単純なＵＦＯ話として放置せず、もっとちゃんと調べよう！
といった理由なのではないでしょうか。
ということで、
「NASAがＵＦＯ調査を真剣に開始」
という報道を読ませて、その理由を受験生に書かせる、といった時事問題があってもいいかもしれません。
最近の米国を含む西側と中国の緊張関係や、米軍による中国の気球の撃墜事件など、新聞をよく読んで時事問題を把握しているかを問う問題になるかもしれませんね。
今回は、ここまでです。
