”会話禁止”のカフェが静かな人気だそうです。
朝日新聞デジタル(2024/5/11)に記事が載っていたので、かいつまんで紹介します。
・会話禁止のカフェのさきがけとされるのが、「アール座読書館」(杉並区高円寺)。店内では微かな音楽と熱帯魚が泳ぐ水槽の水音だけが漂う。
・風変わりなコンセプトゆえ当初は客入りも未知数だったが、幅広い人々が続々と静寂を求めて来店しているそう。
・昨年10月には、千葉県船橋市に、「Cafe Quiet」が開店。店のドアには「会話禁止」のプレート。商品は小窓から提供され、店員と顔を合わせることもない。
・「人と話すことが苦手」という女性店主のコンセプトは、「一人になれるカフェ」。”こんな店を望んでいた”と感謝の手紙が届くこともある。
・この4月には、大阪梅田のほど近くにカフェ「清浄(しょうじょう)」がひっそりと開店。記者が店内に入ると、「音は使わず」と書かれたカードを提示された。
・注文は、メニューを指さすか、席に置かれたノートに書いて伝える。手話も使える。
・開店のきっかけは、店主の松本さんが2018年にベトナムで、聴覚障害者が働くカフェを訪れたこと。静寂の心地よさと、生き生きと働く障害者に触れて、どちらも多くの人に知ってもらいたい、と考えた。「清浄」の従業員15人も多くが聴覚障害者だ。
こんな内容でした。
このような店は、静寂を大事にしたい方、一人になりたい方に支持をされているのでしょう。また、聴覚障害者の活躍の場を提供している「清浄」は、店主の心意気も立派で、応援したい気持ちになりました。
そういえば、障害者を積極的に雇用と聞きますと、昔ベストセラーになった「日本で一番大切にしたい会社」に出てくる日本理化学工業を思い出します。
黒板に字を書く「チョーク」を作っている会社なのですが、経営者の方が信念を持って障害のある方を雇用し、他の職員の反対を乗り越えて、持続的に雇用を継続しつつ会社としての成果も上げるお話には、おもわず涙がこぼれました。
このような総論賛成でも、実際にはとても難しいことを経営上の利益を上げながら達成されている会社の方には本当に頭が下がる思いです。
今回は、ここまでです。